今すぐできる痴漢冤罪対策!「私はやってない!」を証明する為には?
本来、痴漢は被害を受けた女性にとって大変辛いものです。卑劣な犯人こそが一番の問題で、痴漢犯罪そのものを発生させないよう、社会全体で取り組む事が求められています。
しかし、現実問題として通勤・通学ラッシュが解消される気配はなく、無実の男性が痴漢冤罪に巻き込まれる可能性は常にあります。
ここに、大変残念なデータがあります。
・痴漢で起訴された人は99%が有罪となる
出典:TV番組「しくじり先生!俺みたいになるな」北村晴男弁護士 出演回より
本当にやっている人、「やっていない人」「やっていないと主張した人」全てが含まれてこの数字です。これまでの痴漢事件は起訴されたらまず男性側に勝ち目がないのです。
また、2017年5月には、ダイヤモンド・オンラインやYahooニュースなど複数のメディアで名門校の女子高生が痴漢冤罪をでっちあげるグループの存在が報じられました。
男性が痴漢冤罪から身を守る為、今すぐできる対策をまとめてみました。
1.スマホには録音アプリを入れておこう
明確な証拠が残りづらい痴漢事件の場合、「証言」が事実確認の大きなファクターを占めます。そこで、まず出来るのは被害者の女性・駅員・周囲の証言者・警察官、これらの発言をしっかりと記録に残す為の録音アプリを活用する事です。
App storeやGoogle Play等で無料の録音アプリはすぐに入手できますので、まずはこれをインストールしておきましょう。
その上でもしも痴漢冤罪に巻き込まれてしまったら、すぐに録音アプリを起動。全ての証言を記録として残しておく事が大切です。
2.「この人がやった!」と言われたらこう叫べ!
しくじり先生出演時の北村弁護士の話を引用します。
「私は今から何も触らない!DNA検査をしてくれ!!」
と両手をあげて叫ぶのです。
「DNA検査で何が分かるのか。触れたのか、触ったのか、もんだのか、が分かる。どのくらいの力で触ったのか、付着した細胞片の濃度で分かるのだそうです。」
DNA鑑定がここまで進んでいるのはご存知でしたでしょうか。実際にやっていないなら、仮に少しの細胞片の付着が見られても、女性側の証言とその箇所が食い違ったりする事で
「やっていない明確な物証」
になり、これがあるのとないのとでは、その後の争いの行方が大きく変わります。
また、駆けつけた警察官がもしもDNA鑑定を拒んだ場合、それを録音しておく事で、警察の捜査が不十分である強い証拠となり、不起訴処分となる可能性が高まります。
3.「とにかく逃げろ」は絶対NG!毅然と対応しよう
前項のDNA鑑定は、一度でも被害者が帰宅してしまえばもう鑑定が出来ません。その場で「触られた」と言う箇所の衣類をきちんとDNA鑑定までもっていく為には、容疑者扱いされた男性が逃げてしまってはどうにもなりません。
2017年には、3月から4月にかけて、山手線や埼京線、総武線の駅で痴漢を疑われた男性が線路に立ち入り逃走する事件が相次いで起きました。
これは絶対やってはいけません。
前述のDNA鑑定が不可能になるばかりか、「お前がやったから逃げたんだろう!」と心証も最悪です。
更に、鉄道会社に対して「威力業務妨害罪」という刑事責任が発生し、電車を遅延させた事に対する民事責任として、莫大な損害賠償金を請求される可能性があります。最悪のケース、電車に跳ねられ命の危険すらある最悪の行動です。
4.DNA鑑定だけでなく「名誉棄損」で訴えよう
被害者の女性には大変申し訳ない話ではありますが、勘違いで犯罪者とされる男性もたまったものではありません。まして、痴漢冤罪で卑劣な金稼ぎを行う女子高生グループなどもいる以上、「絶対にやっていない男性の名誉」は守られなければなりません。
もしも痴漢冤罪に巻き込まれてしまったら、必ず相手を名誉棄損で逆に訴えましょう。
そして、その為には弁護士の助けが必要になりますが、痴漢事件が発生した際その場にすぐに弁護士が駆けつけられるわけではありません。また、事件発生のゴタゴタの中、すぐに痴漢冤罪に強い弁護士を探せるわけもなく、不安感もある中で誰もが冷静な対応が出来るわけではありません。
そこで生まれたのが「弁護士保険」です。これは、痴漢問題に限らず法的なトラブルに巻き込まれた際、弁護士をすぐに利用できるよう弁護士費用に対して保険金が下りたり、弁護士直通ダイヤルなどのサービスが受けられる保険です。
- 痴漢問題に特化したジャパン少額短期保険「男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険」
- 法律トラブル全般をカバーしたプリベント少額短期保険「Mikata(ミカタ)」
現在、弁護士保険には上記の二つがあります。痴漢問題も含め、この二種類の保険に入っているとどういったメリットがあるのか、まとめてありますのでそちらも合わせてお読み下さい。
⇒弁護士保険、プリベント少額短期保険とジャパン少額短期保険を徹底比較
5.痴漢冤罪から身を守るまとめ
「お前がやった!」
「俺はやっていない!!」
の言い合いでは、大変残念な事に男性側は非常に不利な立場にいます。身を守る為の術として、混雑した車内では「常に両手をあげている」などといった対策を取っている方も多いのですが、それだけでは不十分なのも実情ですから、記事内で上げた対策方法も是非とも知っておいて頂きたいと思います。
本来であれば痴漢事件そのものを無くす努力が必要ですし、女性を苦しめる痴漢犯罪者は絶対に許してはいけません。
しかし、いざという時に自分の身を守れるのは自分だけです。世の男性が少しでも痴漢冤罪の被害から救われるよう、心から願っています。